ネットワークビジネスもネットビジネスと言えなくもない。
最近では、ネットワークビジネスをネットビジネスと呼ぶ人も
いるようです。
しかし、基本的にはインターネットをメインにしたビジネスを
ネットビジネスと呼ぶので個人的にはちょっとジャンルが
違うかな、という印象。
ネットワークビジネスは、ネットワークの「ネット」で
ネットビジネスは、インターネットの「ネット」。
ネットワークビジネスは、商品の流通形態を大きく変えた
ビジネスモデルであり、個人が副業として取り組めることから
人気があります。
無店舗販売のビジネス
ネットワークビジネスは、いわゆる「無店舗販売」です。
無店舗販売で、商品を直接消費者に届けます。
それによって、中間流通マージンがカットされるので、
良い商品を安く消費者に届けることができる、
と言われています。
一般の商品とネットワークビジネスの商品の
流通形態を比較すると、
【一般】
メーカー
→ 代理店（卸）
→ 小売店
→ 消費者
【ネットワークビジネス】
メーカー
→→→→→→→→→→→→→→→ 消費者
となります。
しかし、これは建前でネットワークビジネスの場合、
実際には、メーカーと消費者の間に、ディストリビューターと
呼ばれる販売者兼消費者がいるので、そこに紹介手数料が
落ちる仕組みになっています。
当然、商品価格にその紹介料も含まれているので、
必ずしもネットワークビジネスの商品が安いとは言えません。
確かに、インターネットがなかった時代は超画期的な
流通システムとして注目を浴びました。
しかし、インターネットが発達した今では
ネットワークビジネスの流通形態を取らずとも
メーカー
→→→→→→→→→→→→→→→ 消費者
が実現できるようになったのです。
しかも、高額な紹介手数料を商品価格に乗せずに。
アフィリエイト経由で売れた商品に関しては、
紹介料がアフィリエイターに支払われますが、
ネットワークビジネスのディストリビューターに
支払われる報酬と比較すると小さな金額です。
つまり、現在においてはネットワークビジネスのような
口コミによる流通形態が
本当に効率的なのか？
消費者にとって本当に良いのか？
は考える余地があるということです。
市場規模の比較
ネットワークビジネスはピークを過ぎたとは言っても
その市場規模は約9000億円。
まだまだ大きな市場ですね。
対するアフィリエイトの市場規模は約1600億円。
特徴的なのは、ネットワークビジネスは右肩下がり、
アフィリエイトは右肩上がりということ。
ビジネス的に考えると斜陽産業に参入するのか、
成長産業に参入するか。
あなたならどちらを選びますか？
