今回は、僕のことを「師匠」と呼ぶK林さんからの質問です。
>・師匠は、商品の損切りラインをどのように決めていますか?
これは非常に微妙です。
基本的には損益分岐点を超えるまではそのままにしています。
報酬単価が高くなればなるほど売れなかった時の損失も大きくなるので、
臨機応変に対応するしかありません。
単価があがれば30クリックに1つの成約なんてものも増えてきます。
損益分岐点をクリアしてれば続行なわけで・・・
20クリックでやめとけば良かったとあとで思うものもあれば、
そうでないものもあるので、どちらがいいかは最終的に個人の判断
ということになります。
>・20クリックで売れなければ広告を止める場合の、その20クリックというのは
>PPC広告上のクリックのことなのか、それともASPで確認できる、自サイトに
>誘導した後の広告のクリックどちらでしょうか?
広告費はリスティングの管理画面でしかわからないので、
1000円の報酬単価であれば、単価20円の場合は50クリックまでとなります。
>月間検索回数が200回程度でライバルサイトばかりの場合でも広告出しますか?
そうですね、ライバルサイトが少ないモノを初めは選ぶように注意をしていました。
キーワードの選び方次第である程度は大丈夫だと思います。
ライバルが少ないところを攻めるために僕はたくさんのASPを使っていたり、
ASPからの新着メールをチェックしてライバルが増える前にやる
ということに気を付けています。
>・新商品をPPC広告する場合に1位表示のために必要なクリック単価が50円の時、
>師匠はどのくらいの金額から広告をスタートしますか?
>もし売れない商品だった場合を考えると、最初から高額な1位狙いも不安です。
今はかなり上位からスタートします。
でもあまり広告費を使えない時は、下の方から少しずつ上げていくという感じでした。
上位にいれば当然クリック率が上がって品質インデックスも上がるので、
そこから少しずつ下げてみるということもやったりしていますが、
やり方が統一されているわけではないので、難しいところなんですが。
ASPの管理画面で成約していれば、当然クリック単価を上げて
さらに成約数を増やそうとしますよね。
でも、商品によっては承認率が凄く低いものもあって、
それは承認か非承認か決まるまでわからないことなんです。
成約があるからといってガンガン攻めていると承認率が凄く悪い商品で
結局は赤字に・・・なんてこともあるので、最初は様子を見ながらいったほうが
無難といえば無難です。
ASPに担当者がいる場合は、事前にそのプログラムの承認率を
確認してから取り組めば大きく失敗することはありません。
結局は数の勝負になってくると思うので、
反応が悪いキーワードは早めに切ったり、
広告費を抑えながら売れる物と売れない物を見極めていくしかないです。
現在、商品数が30個近くということですが、成果がどの時点であがり始めるか
というのは、その人がいつ売れる商品に当たるかということに関係しています。
商品数が少なくても売れる商品に当たる人もいれば、
極端に言うと100個目まで全く売れる商品に出会わない人もいるわけです。
少ない商品数で見た場合は、「運」によるところが大きいのかも知れませんが
数が増えるに従ってその割合は収束していくので、あまり深く考えない方が
いいかも知れません。
ですが、このことを理解していないとなかなか売れる商品に出会わずに
心が折れて「や~めた」となります。
繰り返しになりますが、みんなが同じ順番で商品を選ぶわけではないので、
○××○×
という人もいれば
×××○○
という人もいるわけです。
PPCといっても人によって報酬単価も違えば使える広告費も異なるので、
絶対正しいやり方というのはないのかも知れません。
特別単価が設定されれば、当然ライバルは減ります。
特別単価が設定されるまでは、赤字覚悟で件数を上げることに集中する
というやり方もあります。
このやり方はリスクがあるとともにあまり広告費を使えない人には
難しいですよね。
商品が売れないとしても、それはその商品が売れない、
とわかっただけでプラスだと考える思考が大切なのかも知れません。
あとはそれを繰り返していけば、自然と売れる商品が残るわけですから。